今はまじめにがんばってるツェルニーさんの練習ですが、かつてはそうではなかった。
10代における練習のラインナップに対しては
ハノン → 嫌い
ブルグミュラー → 好き
(曲がきれいなので練習曲と思ってなかったというか、練習曲だと最近知った・笑)
ツェルニー → おもしろくない
ソナチネ・ソナタ → 好き 特に第一楽章
(第2楽章はあんまりテンションあがんない)
バッハ → 腹は立つけど結構好き
という感じでした。
ツェルニーも30番練習くらいまでは、なんとなく弾いていてそこまで特別な感情はなかったのだけど、
全部終わった、次の本♪どんなんかなー(*´∇`*)
とワクワクして先生に渡されたのが
ツェルニー40番練習
うっ、またツェルニー…。
なお30番練習の前にはツェルニーリトルピアニストという本をしてました。
余談ですが100番練習なるものもあると最近知り、ツェルニーが100曲もあるのか…とゾクッとしました。
ツェルニーさんも3冊目ともなると、ちょっとうんざり感が出てきますが、なにくそ、と40番練習に取り組みます。
こんだけツェルニーさんばっかりやってるんだから、そろそろもうええやろ…
40番練習の途中からはそんな気持ちでいっぱいになります。
最後の方は早く終わらせたい気持ちで駆け抜けた…そんな感じで、やっと終わったぞー!
そして、次に先生に渡されたのが、
ツェルニー50番練習ーー!!
まだあったーー_:(´ཀ`」 ∠):
ショックに手を震わせながら(というほどではないけど)開いた巻末の、上級前期課程、上級後期課程のページに、私は「ツェルニー60番練習」の文字を見ました。
(40番練習の巻末には、上級後期課程以降はわからなかった)
60番練習もあるんか…
もう、ええわ…
とツェルニーさんから逃れることを諦めた瞬間でした。
憧れのショパンはいつ弾けるんだろう…
ショパンが登場するのが上級後期課程がメインなので、すぐではないだろう…。
絶望感に苛まれ、50番練習の途中で、ピアノのレッスンは受験などを理由に辞めてしまったのです。
ピアノを再開した今でも30番練習に載ってるツェルニーさんの肖像画(若いときのやつ)を見ては
これがツェルニーさんか…
イケメン風だが、いかにもカチカチのお堅い練習曲を書きそうな顔だぜ…
こんなに練習曲ばっかり作って、ドSかっ…
などと悪態をつきたくなる感情が蘇りそうになる瞬間もありますが、大変前向きに取り組んでおります(๑・̑◡・̑๑)
子どもの頃よりものを考えるので(というか、子どもの時なにも考えていなさすぎた)、どのような目的でその曲があるのかを考え、取り組めていると思います。
それでもたまにやはり思ってしまいます。
早くクリアして終わらせたい、と。