ぴょんぴょんNote

大人になって再開したピアノのことや、好きなもののこと、思っていること、日常のこと

実家のピアノ

実家にあったカワイのアップライトピアノ

私が6歳か7歳の時、両親が買ってくれました。
カワイのショールームに家族で見に行って、試弾したりしたことを覚えています。


ちょうどピアノを本格的に再開させたいと考えていたころ、母より
「あんた、うちのピアノ持って行かへん?」と言われ、
「マンションやし、弾ける時間遅いから無理無理っ。うちは電子ピアノちゃうと難しいわ。置くとこないし」
とお断りしたものの、このままだと処分するか中古で引き取ってもらうところを探すという。

えええ、処分なんて…
これからピアノを弾きたいし、子どもも習いはじめたし、週末遊びに行った時に弾かせてよぉー。いちおう思い出のピアノだし、そのまま置いておいてー。・゜・(ノД`)・゜・。
というお願いも叶いそうもない雰囲気…。

家主(旦那さん)も、さすがにピアノは置けないよー、と。
ですよね…。


ピアノ捨てないで、と両親に会うたび、メールするたびに懇願しつつ、ピアノ存命に苦慮していたところ、ピアノの先生のお友達が同じマンションにピアノを置いて、消音ユニットを付けて弾いているという話を聞きます。

そのことを家主様にお伝えしたところ、ここでも置けるんか、ふーん…。 
と、前ほど頑なではない反応…。


一方で、そもそも20年ほったらかしてしまったピアノは使えるのか?
という問題もあり、カワイの方に状態を見ていていただいたところ、結構いいピアノであることが発覚( ⊙_⊙ )
今の上位モデルにあたるようで、現行の同等機種を買うと結構なお値段になるらしい。(当時はそこまではしなかったらしい)
調律、整調、整音をしてあげればまだ使えるとのこと。
それを聞いて、両親はじめ我が家の民は大変気を良くしました。(わかりやすい人々)
そして、このピアノ弾きたい気持ちが高まります。

家主様に報告すると、そんなにいいものなんだったら、
と前向きに検討してくれることにヽ(´▽`)/ワーイ
(ジャンルは違えど一応音楽をやっているので、価値があると言われたことが響いた模様(-ω☆))


かくして、現金な人の集まりによって、実家のピアノさんは現役復帰の道が開かれました。


改めて考えると、子どものころはとても贅沢なことをさせてもらっていたと思います。
当時は同等の現行機種ほどの値段ではなかったにせよ、今の自分と同年代だった親が、子どもがピアノを習っていると言うだけで(少しの期待はあったかとしれないけど)、ピアノを買うなんて、すごい買い物です。
感謝しかありません。
(そのありがたさだって、この度ピアノにハマらなかったら、気づけなかったわけで)

また、ピアノ自体も原価が上がってしまっているのか、いいものが今よりも買いやすかったということになりますね。

そんなピアノが家にあるということが珍しくはなく、友だちの多くのがピアノを習っていたし、いろんな家からピアノの音が聴こえるのは当たり前で、そんな環境すら、今から考えると贅沢でした。

当たり前と思っていたことをするにも、今は防音対策に気を揉んだり…。
夏のボーナスは防音対策に消えました(^_^;)

話は戻って、そんな贅沢なことをさせてもらっていたのに、あまり上達せず、妹も私より早くにピアノ辞めてしまったし、挙句長年弾かれなくなってしまった
ピアノさん。
両親にもピアノさんにも申し訳なかったですが、これから私と子どもでたくさん弾いてあげたいと思います。


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