ぴょんぴょんNote

大人になって再開したピアノのことや、好きなもののこと、思っていること、日常のこと

夏の終わりのラジオ

ラジオからちょこちょこフジファブリックの「若者のすべて」が流れているのを聴きます。
今年ももうそんな季節なんだなぁ。
夏の終わりに定番の曲になりつつあります。

大学生の頃、フジファブリックが大好きでライブにもよく行っていたし、社会人になってからも新譜を楽しみにしていたり、仕事終わりに走ってライブに向かったりしてました。

ある年の会社の忘年会の帰り、ボーカル志村くんの訃報を知ります。
何がなんだかわかりませんでした。
その晩、ベッドの中で沢山フジファブリックの曲を聴きました。
翌日、少し冷静になった脳みそが事実を把握した時、当分聴ける気がしないことがわかっていたからです。

時を経て、とっくに彼の年齢を追い越してしまったけど、今はまた当時の曲を楽しく聴けているし、相変わらず志村くんの曲はヘンテコでカッコよくて素晴らしいと思ってます。

若者のすべて」は夏の終わりの物悲しさにすごくマッチして、名曲だと思うけど、それだけでなく、若くして亡くなった才能あるミュージシャンを惜しみ、彼を忘れまいと夏の終わりにはこの曲が流れているように感じます。
(もちろん、その後フジファブリックというバンドを継続させているメンバーの努力が1番だと思ってます。)


作曲家や画家などの芸術家で、生前は評価をされず、死後になって評価され有名になり、今でも愛され続けている例というのは沢山ありますね。
そんな話を知る度、こんな素晴らしい作品なのに、その評価を本人が知らないなんて、なんて残酷なんだと思います。
でも、彼らの周りにはすでに彼らの才能を信じていた人がいて、その人たちの努力によってその作品が後々より多くの人に知られていっているんですよね。
それもまた素敵なことかもしれません。


昨日は帰りの車のラジオで、「茜色の夕日」が流れました。
これも志村くんの名曲です。
これからも彼の歌声が生き続けることを願います。


…でも私はフジファブリックのヘンテコで変態な感じの曲が好きなんよね。
いい曲はバラードだけじゃないぞー(。・ω・。)