ぴょんぴょんNote

大人になって再開したピアノのことや、好きなもののこと、思っていること、日常のこと

結局はいまを生きる

先日、エドワード・ヴァン・ヘイレンが亡くなりました。

ロックは好きだけど、80sはなんだか苦手だった私でも、彼がカリスマであったことを知っています。
時代を作った人がまた1人居なくなってしまったということが、なんだかとても寂しい。

彼と出会ってギターを始めた、彼の演奏法に憧れてレコードを聴きながら研究した、人生が変わった、という内容の、かつてのロック少年たちの彼を追悼するカキコミ内容を目にすると、時代の寵児とその時代を共にした人たちをとても羨ましく眩しく感じました。


私の過ごす今、そんなカリスマいるのかな?


ビートルズやツェペリンが衝撃的に登場した60年代、
大好きなQueenや、エアロスミス、KISSがロック御三家と言われた70年代、
どの時代も、その時々の衝撃や興奮をリアルタイムで味わいたかった!
今より絶対楽しそう!
なんて思うことしばしば。
(ポイントが短絡すぎだけど、憧れなんてそんなもんでしょう^^;)


今回の訃報を聞いて、久しぶりにそんな気持ちが湧きました。
でも、そんな気持ちが湧くたびミッドナイトインパリという映画を思い出します。
ウッディ・アレンの映画です。

※端折りまくるけど、この先映画のネタバレあり

主人公は小説家で、彼が黄金時代と信じる1920年代のパリにタイムスリップします。彼はその時代を楽しみつつ、ピカソの愛人アドリアナに惹かれます。
今度はそのアドリアナと共にさらに昔のパリにタイムスリップ。その時代のパリこそが1番輝いていたと言うアドリアナはそこに残ると言う。
結局最後、主人公は自分が生きるのは現代なのだと戻るのですが…

最後に観たのは数年前で詳細がおぼろげではありますが…

なーんだ、みんなそうなんだ( '▽' )
この映画を観ると、
自分にとって憧れでも、それは部分的だし、みんながみんなその時代に満足しているわけじゃないし、いざ昔に行けたとして、自分にあってるかなんてわからないから、
憧れは憧れで、今を楽しむしかないなっ!
って思えるんですよね。

最近、自分が学生時代を送った90年代も、なかなか面白かったなぁ、と思うし、生涯かけて大好きであり続けたいアーティストにも出会えたし。

それに、いろんな時代の沢山の偉大な人たちが残してきたものを選べて楽しめるのは、憧れの時代の後に生まれた者の特権ということで(๑・̑◡・̑๑)


エディを始め、かつての偉大な芸術家の方々、
今を生きる私たちを楽しませてくれてありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。