ぴょんぴょんNote

大人になって再開したピアノのことや、好きなもののこと、思っていること、日常のこと

好きな映画を見る話のつづき

映画というのは一発勝負なものというか、観るのには少し気合がいる。
好きな映画はDVDやBlu-rayを買ったりするけど、
そんなに頻繁に何度も観なかったりする
(先に触れたBack to the futureは例外でテレビでも流れてさえいれば何度でも観ちゃうんだけど)
2時間は時間が必要だし、途中で止めるのも途中から観るのも嫌だから。


でもやっぱり観たい時が来て、
新しいテレビになる前に久しぶりに観たのが「Billy Elliot」(邦題はリトルダンサー)。

炭鉱夫の父と兄、祖母と暮らすビリーは父親の意向で通っていたボクシングジムの横で行われていたバレエのレッスンに興味をもち、内緒で通ううちに才能を開花させていく。
だけど父親の知るところとなった時、やはり父親は反対で…。


学生の時観た時はビリー寄りの視点で観ていて、
才能を開花させて夢に向かっていくビリーと物語自体に感動していたのだけど、

今やすっかり親目線、大人目線で観てしまった。
お父さんの不器用な優しさはもとより、
今回はすごく心に残ったのは兄のトニーだった。
ビリーに対してやや乱暴だったり、バレエなんて、と否定したりしたりする。

才能を開花させ成長していく主人公に対し、
いわばそこにある生活と世界しか知らず、弟もそれに当てはめようとするみたいな印象を持ってたんだけど…

彼は彼で、父親と同じ炭鉱夫の仕事をして、自分の知っている世界の中で一生懸命働いていて、
バレエを反対していたのも、知らない世界に弟が行って、想像もできない苦労をするのが怖かったのかも。
ロイヤルバレエ学校に見送る時のトニーが今回の涙腺ポイントの1つでした。

才能を開花させるビリーと、
自分と同じ仕事を選んでずっと側にいてくれるトニー。
お父さんは幸せ者だな。

そして、最後のシーンでは初めて観た時も今回もやっぱり泣いてしまったのでした。
あんなシンプルな一瞬のシーンなのに、なんであんなに感動してしまうのか。

その時々の新たな感動と、いつ観ても変わらない感動があるってすごいな。


若い時の、いろいろ知らないが故の直感と、
歳を重ねてきて経験をもとにできる理解と、
どちらもいいもんですね。
それを確認できる手段の一つが好きな映画を観ることかも。

学生の時や子どもが生まれるまでは、
映画館に行くのが好きで、ちょこちょこ足を運んでましたが、今はなかなか新しい映画を観る気力も時間もない…。
でも、観たことのある好きな映画なら、ハズレはないので、手元にあるものからまた観たいなぁと思います。
結構詳細は忘れてるからフツーに楽しめるし(笑)


ピアノ弾いて、映画も観たくて、子どもとあつ森して、
でも、ボーッとする時間は必要で…

自粛生活でも、なかなかやりたいことをやり切れないもんですね。

編み物はどこいった(°_°)