ぴょんぴょんNote

大人になって再開したピアノのことや、好きなもののこと、思っていること、日常のこと

憧れは憧れのままで… 映画「ロックスター」

U-NEXTのお試し期間中なので、
どんなもんじゃろとラインナップ確認したところ、
ちょっと気になる感じの映画発見。

サムネイルの写真は明らか80sのHM/HRのバンドっぽい写真に、
解説画面にすると、え、ロン毛のマーク・ウォルバーグ??


大好きなハードロックバンド「スティール ドラゴン」のカバーバンドでボーカルをしているクリス(マーク・ウォルバーグ)。しかし崇拝する「スティール・ドラゴン」のボーカリストが脱退。
なんと、クリスは後任に大抜擢され、憧れのバンドのメンバーになって成功を掴む…。


え、おもしろそうやーん、好き系映画の予感。
ジョージ・クルーニーの製作総指揮なんだって。
ちょこちょこ映画館に行ってた頃の映画と思うけど、なんで知らなかったんだろ?
ってことで視聴。

話し的にはけっこうベタだし、意外な展開というのはないけど、
80sな感じや、どうやらスティール・ドラゴンのメンバーは結構有名なロックミュージシャンが演じているらしく、
(ボンゾの息子さんってあんな顔だったんだね)
この時代のハードロックやヘビメタが好きな人は面白いのではないでしょうか(๑・̑◡・̑๑)
あとマネージャー役の人、スウィニートッドで首切られてた人やーんっ!
けっこうよく見るので名脇役さんなんですね。
最後のクリスのファッションもまたププッとしちゃう。
「時代」を感じられる映画です。


マーク・ウォルバーグといえば、
猿の惑星で特殊メイクの猿よりも猿顔の人間役の人、
という印象のまま(←失礼)出演作もTedくらいしかみたことなかったんですが。(猿の惑星は観てない^^;)
なんだかチャーミングな人ですね。
ロン毛似合わないなぁなんて思ったんですが、
特にイケメン系でもないそのフツーさが、
たまたま選ばれて有名バンドに入っちゃった感じにピッタリ感。
最初からイケメンで華やかだったら、逆に説得力ないかもですもんね。


憧れの華やかな世界で、本当に自分の思い描いている通りの世界なんてどれくらいあるんでしょうね。
クリスも恋人のエミリー(ジェニファー・アニストンかわいい)も、
地元ではブイブイ言わせてたけど、まともな人だったんですよね。
クリスは日中サラリーマンで、両親とも仲良しでクリスのバンド活動を見守ってる。
エミリーも真の通った女性で、ある程度の理解を持って、
クリスの飛び込んだ新しい世界について行ってみたけど、まともゆえ無理が出てくる。
表面的に華やか世界ほど裏はドロドロなのかな。
まぁ、この映画がロック界の裏を極端に表現しているところもあるかもしれないけど、
実際はもっと酷いこともあるんだろうと思う。

若い時はオモテの姿に憧れてその世界に夢を見るけど、
歳を重ねるとその奥のしんどい部分も想像できてきて、
平凡がいいや、その中で自分の楽しいことが見つけられたらそれでいいよな、
なんて思うようになる。
憧れの世界は憧れてる間が一番楽しいのかも、なんて思う私は凡人〜(´ε` )
何かを極める人生にも憧れますけどね。


カバーバンドから本物のバンドに?!
と映画らしい大袈裟な設定だと思いたくなるところですが、
アメリカに住んでいたことのある旦さん曰く、
アメリカでは日本よりもカバーバンドの位は高いというか、
結構認められていて人気ある存在らしいです。
クリスも、カバーバンドじゃなくてトリビュートバンド!と主張します。
この映画も、実際に有名なバンドであった話が下敷きになっているようです。

ちょっと残念なのは、クリスの歌声が吹き替えってこと。
まぁロックオブエイジスのトム・クルーズが特別ケースな訳だと思いますが。
ただ吹き替えの歌声の方もロック界では有名らしいので、含めて楽しめばいいんでしょうね^ ^


感動!揺さぶられる!!というタイプの映画ではないけど、
2時間程度のコンパクトな、楽しく観られる映画でした。
子どもがいると観づらいシーンもあるけど。

また観たい映画でした。


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